「僕の彼女はサイボーグ」は、タイムパラドックスを扱った一種の時間テーマのSFです。
正直ツッコミどころは多々見受けられるのですが、気になる作品であるのは確か…。
好きか嫌いかと問われれば、好きだと答えましょう。
「僕の彼女はサイボーグ」は脚本と監督こそ韓国のクァク・ジェヨンですが、その他のスタッフ、キャストはオール日本人…。
紛れもない日本映画なのですが、見終わった印象は、国境を越えたアジアン・グローバルとでも言いましょうか、ちょっと不思議な味わいでした…。
特に映画の中盤、ジローと彼女が時空を超えてジローのふるさとを訪れる幻想的なシーンが展開するのですが、ベースは懐かしい日本の原風景でありながら、そこに韓国や中国の匂いが微妙に感じ取れる素晴らしい映像に仕上がっていました。
また、クライマックスの東京を襲う大地震のシーンは凄い迫力でした。
VFXの技術の点もさることながら、降ってくる瓦礫の重量感や逃げ惑う人々のリアクションなどにクァク・ジェヨン監督の演出力のスキルの高さを感じましたね。
主演は小出恵介と綾瀬はるか…。
この二人は、ほぼ全編出ずっぱりで危険なシーンも多かったのですが、なかなか頑張っていたと思います。

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