1風吹けば名無し2019/11/12(火) 14:44:55.55ID:ax5oaxy70 帰国子女の私が、日本で感じていた「息苦しさ」の正体

 いまから10年ほど前、大学院の在学中に就職活動をしていた時のことだ。

 私は、面接のためにある企業を訪れた。面接の会場に入り、面接官に向かって最初のあいさつをする。さあ志望動機を話し始めようとしたその時。

グレタさん演説のウラで、日本メディアが報じない「ヤバすぎる現実」

 「君、帰国子女なんだね」

 面接官が言った。

 確かに私はフランスからの帰国子女だ。そのことは履歴書にも書いてある。それがどうかしたのだろうか…? 
 「帰国子女ってさ、謙虚さが足りないんだよね」

 ただ挨拶をしただけなのに、いきなりこれだ。突然のことに、私は面接の初っ端から返答に窮するという想定外の事態に陥ってしまった。

 そんな私を脇目に面接官は続けた。

 「外国語ができるのはいいよ、そういう時代だしね。でもさ、それだけだとダメなんだ」

 履歴書を読んだだけ、私のことをほとんど知りもせずに、面接官はそう言ってさらに私を追い込んだ。

 この時点で、私が統計上、最後に「帰国子女」となってからもうすでに10年以上が経過していた。しかし10年の時を経ても、私は日本社会では相変わらず「帰国子女」であり続けた。

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