1砂漠のマスカレード ★2019/10/31(木) 07:42:30.34ID:wEkiPGpQ9 列車が平均して移動する速さに「表定速度」があります。山手線に接続する路線のうち、「表定速度」が速いのはどの路線でしょうか。
通勤で列車を使う際、本数や遅延混雑率と合わせて気になるポイントかもしれません。

ラッシュ時の「表定速度」を比較

首都圏で住む場所を決める際、最寄り駅から都心までどれだけ早く通勤できるかというのは大きなポイントでしょう。
所要時間は距離によって一概に決まらず、路線や列車の種別によって開きがあります。
たとえば、快速や急行が設定されている路線と各駅停車しかない路線とでは、同じ距離でも乗車時間が異なります。

いったいどの路線のどの列車が、距離に対して早く都心に通勤できるのでしょうか。
駅の停車時間も含めて、列車が平均して移動する速さを求めたものに「表定速度」があります。
これをもとに、朝ラッシュ時はどの路線が一番速いのか、首都圏の10km圏から50km圏にかけて調べてみました。

調査は、山手線を中心に放射状に伸びる路線のうち、ラッシュの最混雑時間帯である平日朝7時50分から8時30分に山手線接続駅に一番速く到達する、乗り換えなしの直通列車を対象としています。
発駅は、快速や急行といった優等列車が停車する主要駅を優先的に選んでいます。

そのため、日中では速く走る列車でもそのパフォーマンスを活かしきれていなかったり、日中は設定されている速達列車がラッシュ時にはなかったりする場合があります。
なお、別途料金が発生する特急やライナーなどは除外しています。湘南新宿ラインのように、路線の駅自体が極めて少ない場合、20km圏と30km圏の両方に登場している場合があります。
km数は時刻表などに記されている「営業キロ」に基づいています。

東海道方面のけん引役は「湘南新宿ライン」
では「表定速度」について、10km圏から見ていきます。1位は湘南新宿ラインの武蔵小杉→大崎、2位は東海道線の川崎→品川、3位は横須賀線の武蔵小杉→品川でした。
いずれも東海道線に関係する路線で、東京〜横浜間の路線の速達性がわかります。特に1位の湘南新宿ラインは表定速度が90km/hに達しています。
4位は常磐線の松戸→日暮里の表定速度55.4km/hと、ここまでJRの路線が続きます。

5位には西武新宿線の上石神井→高田馬場、6位には東武東上線の成増→池袋、7位には京成本線の青砥→日暮里と私鉄が続きます。

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10km圏の首都圏スピードランキング。1位から20位まで(河嶌太郎作成)。

ちなみに京急本線は、京急川崎→品川の表定速度が44.3km/hで14位。各駅停車である13位の京浜東北線よりも表定速度が遅いことが判明しました。
同区間を10分で走り抜ける日中の快特列車の表定速度は70.8km/hなので、その差は実に1.6倍です。日中の速さのイメージは、朝ラッシュ時にはそのまま当てはまらない例と言えるでしょう。

続いて、20km圏はどうでしょうか。4位までの顔ぶれは10km圏と変わりません。5位に高崎線・宇都宮線の浦和→上野、6位に総武線快速の船橋→東京が入ります。
8位と9位は両方とも大宮→池袋を結ぶ埼京線と湘南新宿ラインが並びましたが、表定速度では埼京線が小数点第2位以下の僅差で上回る結果となりました。
7位につくばエクスプレスの南流山→秋葉原がランクインするも、上位10位はJRの路線が占める形となりました。

https://news.livedoor.com/article/detail/17311046/
2019年10月31日 6時0分 乗りものニュース

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