「業務との因果関係あった」静岡県警・警部補自殺訴訟 二審も妻子の訴え認め 県の控訴棄却  2日前の逆転敗訴の両親と判断割れる=広島高裁

静岡県警の男性警部補の自殺は過重労働が原因だったとして、男性の妻と娘が静岡県に対して損害賠償を求めた裁判で、広島高裁は2月17日、自殺との因果関係を認めた1審判決を支持し、県側の控訴を棄却する判決を言い渡しました。

この裁判は、2012年に静岡県警の男性警部補が自殺したのは過重な業務が原因だったとして、男性の妻と娘が県に対して約1億800万円の損害賠償を求めていたものです。

2022年7月、1審の広島地裁福山支部が静岡県警の安全配慮義務違反を認め、県に対し妻と娘へ約1億135万円を支払うよう命じ、県側が控訴していました。

広島高裁の小池明善裁判長は2月17日の判決で「男性の自殺と業務との間には相当な因果関係があった」と指摘。1審判決を支持し、県側の控訴を棄却しました。

この自殺をめぐる男性の両親による同様の訴訟では、2月15日、広島高裁の別の裁判長が1審判決を取り消し両親の訴えを棄却する判決を言い渡していて、判断が割れた形となりました。

#LIVEしずおか 2月17日放送

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