1湛然 ★2019/09/26(木) 22:57:18.30ID:3FiWsVGO9 モータウン・レコードの創設者ベリー・ゴーディが89歳で引退を発表「モータウンの遺産は音楽には肌の色など関係ないということを思い出させてくれる」
Published on 9月 26, 2019 uDiscovermusic
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2019年9月22日にモータウン・レコードの創設者ベリー・ゴーディが89歳で引退することを発表し、ファンや仲間たちが敬愛の念に一体となっている。

「ゴーディさん、喜びに満ちた青春のサウンドトラックをありがとう」とファンのひとりはツイッターで綴っている。テンプテーションズは「ありがとう、ベリー・ゴーディ」と簡潔に感謝の意を述べ、USAトゥデイは、「わずかな資金を元に、モータウン・レコードを創設し、音楽、映画、テレビ業界における帝国を築き上げたデトロイト生まれのベリー・ゴーディが引退する」と彼の功績を讃えた。

ベリー・ゴーディは、自らの貢献によって1960年代に世界的音楽の拠点のひとつとして繁栄した故郷デトロイトにあるオーケストラ・ホールで行われたモータウン・レコーズ60周年記念セレモニー<Hitsville Honours>にて、“モータウン・レガシー・アワード”を授与され、その35分におよぶ受賞スピーチの中で、最後に重大発表があることを伝えた。

1988年にモータウン・レコードを、後にモータウンの楽曲を管理している音楽出版部門を売却した後も、今年11月に90歳の誕生日を迎えるベリー・ゴーディの創造力は今尚衰えることなく、近年においては、先日ヨーロッパでプレミア公開されたばかりの新たなドキュメンタリー映画『Hitsville: The Making of Motown』に出演し、制作にも密接に関わっていた。

<Hitsville Honours>のセレモニーでは、テンプテーションズやフォー・トップス、そしてマーサ・リーヴスなど存命のモータウンの旗手たちに加え、ビッグ・ショーン、ケムやNE-YOら若手アーティストらがパフォーマンスを披露し、元ミラクルズのメンバーだったクラウデット・ロビンソン、ベリー・ゴーディとダイアナ・ロスとの娘であるロンダ・ロス、マーヴィン・ゲイ3世、長年テンプテーションズのマネージャーを務めたシェリー・バーガー他、多数の関係者が出席した。

(中略)

ベリー・ゴーディが引退スピーチの中で、「今回の故郷デトロイトへの旅は、この上なく感慨深いものでした」と述べていた通り、彼が自身やモータウンを支えてきた多くの人々の愛の重みに感謝するようになったのは最近になってからだという。「その重みを理解し、感謝するには忙しすぎたのかもしれません」と彼は語った。

「“あなたにとってモータウンの遺産が意味するものとは?”とよく人に訊かれますが、答えは単純に愛です。モータウンの遺産は私たちが全人類のためにつくった音楽を後世に残し、その音楽が私たちは皆同じ人間であり、音楽には肌の色など関係ないということを思い出させてくれるのです。そして、そこに込められたメッセージが、私たちに誠実な感情を与え、お互いのことを理解する手助けをしてくれるのです」。

彼は「私は今、全ての始まりだったこの場所に立っています。この場所に戻ってきた今ここで、引退を発表するのが何より相応しいと感じています。ここ何年も、この瞬間を夢見て、語ってきましたし、ほのめかしながら、実際に実行しようとしてきました。そんな長い歳月の中で、私の引退を手助けしようとしてくれた方々は、私より先に引退してしまいました。私がいかに幸運な人間だったのか、どれだけ皆さんのことを愛し、皆さんに感謝しているのか、私の人生がどんなに素晴らしいものだったのか、そして今後もそうあり続けるのか、ということについて思いを巡らせながら、60年という歳月を振り返るべき時がやって来たのです」とスピーチを締めくくった。

Written By Paul Sexton

(おわり)

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