大型で非常に強い台風9号は、沖縄や九州を襲い、朝鮮半島を直撃、大きな被害を与えました。長崎県五島市では、観測史上最大となる44.8メートルを記録。街路樹はなぎ倒され、全壊した住宅のがれきが道路をふさぐなど、町中に爪痕が残されていました。韓国では、地元メディアによりますと、1人が死亡、3人がけがをしたといいます。台風9号によるフェーン現象の影響で、日本海側では3日、猛暑となりました。新潟県三条市では40.4度を記録。40度を超えるのは、観測史上初です。

各地で被害をもたらした台風9号ですが、それをはるかに上回る強さの台風10号が迫っています。台風10号は週末にかけて急速に発達し、猛烈な強さで、沖縄や奄美、九州に接近・上陸する恐れがあります。最盛期の中心付近の最大瞬間風速は80メートルと予想されています。観測史上、日本で風速80メートルを超える風は3回しか記録されていません(富士山を除く)。その一つが1961年の台風18号です。高知県室戸岬では最大瞬間風速84.5メートル以上が観測され、この台風による死者・行方不明者は200人を超えました。

台風10号について、気象庁は、4日までに備えを終わらせるよう注意を呼び掛けています。
 気象庁予報部・杉本悟史主任予報官:「広い範囲で甚大な影響を受ける恐れがあります。台風が接近する地域では記録的な大雨、暴風、高波、高潮となる恐れがあり、最大級の警戒が必要です」「明日4日までに台風への備えを終わらせるようにお願いします」

 日本災害情報学会・片田敏孝会長:「台風が接近してくると、急激に雨風が強くなって、行動を取れない事態に急激になる。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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