全国のコンビニエンスストアなどのATMで、現金18億円余りが一斉に引き出された事件で、現金の引き出し役として、逮捕された2人の建設作業員が、東京都内の別の店舗でも偽造されたクレジットカードを使って現金を引き出したとして、警視庁に再逮捕されました。
再逮捕されたのは、いずれも都内の建設作業員の和泉智之容疑者(34)と岩本和志容疑者(26)です。
警視庁の調べによりますと、2人は、先月15日、東京・渋谷区や足立区などにある「セブンーイレブン」の店舗のATMで、偽造されたクレジットカードを使って、合わせて現金およそ400万円を引き出したとして、窃盗などの疑いが持たれています。
2人は都内の別の店舗で現金を引き出したとして、今月、警視庁に逮捕されていて、これまでの調べで、今回の事件が起きた店舗の防犯カメラの映像に現金を引き出す様子が写っていたことなどから、再逮捕したということです。
調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
2人はタクシーや車で一緒に移動したあと、別々に行動して同じ店舗で立て続けに現金を引き出していたということで、警視庁は、関連性を分かりにくくするために、別々に行動した疑いもあるとみて、調べています。

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