福岡市中央区の商業施設で女性が殺害され、自称15歳の少年が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された事件で、少年が「わいせつ目的だった。後をつけて襲おうとした」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。「抵抗されたので刺した」とも話しており、県警は殺人容疑での立件も視野に調べている。

 県警によると、殺害されたのは福岡市の事務アルバイトの吉松弥里さん(21)。28日午後7時半ごろ、商業施設「MARK IS(マークイズ) 福岡ももち」の1階の女子トイレで、血を流して倒れているのを警備員が見つけた。同じころ、付近で包丁を持っていた少年が警備員に取り押さえられた。

 捜査関係者によると、店内には女子トイレの数メートル前に防犯カメラがあり、吉松弥里さんの後ろを歩く少年らしき姿が映っていた。少年は女性に興味を抱いて近づいたとみられるという。女性に着衣の乱れはなかった。包丁は「(マークイズの)店内で2本盗んだ」と話しているという。

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