1マイソールのネコ ★2019/09/07(土) 19:57:56.19ID:dZDksRKZ9 https://finders.me/files/news/ozzy190906.jpg

ヘヴィメタ界の帝王オジー・オズボーンの身体の中に今まで見たことのない「遺伝子変異体」が発見されたと話題になっている。インディアナ大学医学部の教授であるビル・サリバン氏の新しい著書の中で発表したと、『ニューヨーク・ポスト』が報じている。

■薬物とアルコールに関する驚くべき遺伝子変異体

ヒトゲノムの解析会社であるKnomeの科学者が、世界的な著名人のDNAを研究しようとした時、何十年間も薬物やアルコール漬けの生活をしているのにも関わらず、今も元気に生き続けているオジー・オズボーンズに興味を持ち、DNAを調べることになった。

ロックスターや俳優は、酒や薬物にまみれ、若くして亡くなる例が多い。しかし、オジーだけは、70歳となった今でも健在である。不思議に思ったDNA科学者たちがオジーに研究協力を要請したという経緯である。

オジーのDNAを検査してみたところ、大量のアルコールを摂取可能とした遺伝子変異体と、薬物とアルコール依存症になりやすいいくつかの遺伝子変異体がオジーの身体にあるということが判明。これまでの研究で見たことのない突然変異遺伝子だと明かし、サリバン氏は「オジーは確かに遺伝子変異体を持っています」と述べた。

■私たち人間の感情や行動は遺伝子によって操作されている

遺伝子を調べて分かるのは、私たちの感情や行動はDNAとつながっていて、生物学的要因が絡んでいるということ。

甘いものが好きな人には「甘い物」に反応する遺伝子があり、コーヒー好きの人には「コーヒー」に反応する遺伝子がそもそも備わっているのである。遺伝子は私たちの基本的な感情、性的魅力、政治的思考を支配している。

サリバン氏は、「私たちの行動のすべてではないにしても、ほとんどの行動は自分の意思のものではないことに気付きました」と書いている。遺伝子が身体をプログラムしているため、日常の感情は自分ではコントロールできない。感情は生物学的な起源によって決められているのだ。

同性愛も遺伝子的要素が絡んでいて、昆虫から哺乳類まで400種類以上の生物を検査し、そのすべてに同性愛の遺伝子的要素が検出されているとサリバン氏は指摘。同性愛の利点についてはさまざまな仮説があるものの、生物学的バランスや生態系を保つためにも「同性愛」は必要だったと遺伝子から読み取ることができると結論付けた。

私たちの世界は元を辿ると「遺伝子」が支配しているのかもしれない。オジーはお酒好き、薬物依存から伝説的ミュージシャンになるべくしてなっている。私たちももしかしたら、何か特別な「遺伝子変異体」を持っているのかもしれない。

(文:三川璃子)

2019.09.06
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