配給は東映ですが制作会社がROBOTですので、ある程度は楽しませてくれるだろうなという予感はあったのですが、まさかここまで泣かせてくれるとは思いもしませんでした。
観終わった時はもう涙でグショグショだ。
ホントは満点をつけようと思ったのですが、寺嶋先生と元カレとのキスシーンにごまかしがあったのと、この作品の時代背景になじみのない若い世代にウケるかどうかやや不安があったのでちょっぴり減点…
アラフォー世代にバカ受けなのは間違いなしですけどね…
でも若い世代もきっと満足できるはず、みんな暖かい感動に包まれて映画館を後にできることは間違いない、そんな作品です。
この作品の魅力を書き出すととめどがなくなるのですが、まず1979年という時代設定をコメディに取り込んだ物語の絶妙さ。
70年代といえば、ミュンヘン、モントリオールでのオリンピックにおける全日本男子バレーボール・チームの大活躍によってバレーボール熱が最盛期を迎えた頃。
まだ今みたいにエロ情報がまだ氾濫していない当時の思春期真っ只中の少年たちの性への好奇心を非常に巧みにコメディへと昇華してます。
多少誇張している傾向も見受けられますが、あくまでもコメディ映画だという点を考慮すれば許容の範囲。
親に隠れてこっそり観てた「11PM」や、「平凡パンチ」などのグラビア誌などの懐かしさは、この時代をリアルに生きた方々にとってはもうツボにはまりまくりじゃないかな?
もちろん、この時代を視覚、聴覚の両面からスクリーンに定着させたスタッフの貢献も大きいといえます。
リアルに再現された当時の街並みはロケーションなのかセットなのか一見見分けがつかないほどですし、見事に揃えた当時の車。
そして70年代を彩ったヒット曲の数々も泣けること必至です。

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